「削減」ばかりが叫ばれる公共事業がプラント業界にとって、時ならぬ新規需要を呼び起こしている。これまで設備の建設に力を注いできた公共投資だが、このところメンテナンス・維持管理分野まで民間に委託するようになってきた。
下水道事業もその1つ。国土交通省は、施設の維持管理における複数の業務を包括し、複数年度で民間に委託する新たな方式を自治体に提案している。
「新たなビジネスチャンス」と意気込むが、維持管理に要するコストは、年間、総投資額の2〜3%水準。市場規模は大きくないが、安定収入を得られる事業。この事業をめぐり、小回りの効く関連会社が相次ぎ市場に参入している。
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