2025年9月25日号 Vol.583


News Record
 ・福井製作所、カタールエナジー向けLNG輸送船向けに安全弁を大量受注
 ・タクマ、新ごみ処理施設整備・運営事業を落札
 ・三菱重工~台CTCI、台湾・通霄発電所のGTCC建設を受注
 ・経産省、持続燃料閣僚会議と第7回水素閣僚会議を開催
 ・JFEエンジなど、バイオマス発電所の営業運転を開始
 ・「AVEVADAY JAPAN」開催
 ・IHIプラント、実証プラントのEPCを受注
 ・日鉄エンジなど、「太陽光発電によるオフサイトPPA」運用開始
 ・JFEエンジ、ハノイ市最大の下水処理場を完工
 ・COGNITE、「ATLAS AI SUMMIT」を開催
 ・TOYO、次世代型地熱システムの共同展開で協業契約
 ・千代田、エネルギーマネジメント事業で取引開始
 ・アズビル、「Big EYES MM」を積水化学に納入
 ・TOYO、伊AWS社と協業
 ・キッツ、PEM型水電解水素発生ユニットを販売開始
 ・航空自衛隊が国産SAFをブルーインパルスの展示飛行で使用へ


TOPICS
 ・2024年の世界の建設エンジニアリング市場は4.7%増
 ・「第22回 管工機材設備総合展2025 OSAKA」開催



Market Report
 ・シンテック・エチレンプラント増設プロ、徐々に開始


FOCUS
 2025年下期プラント市場はこう動く
世界が脱炭素化に進もうとしているが、エネルギーの安定供給を考えた場合、一気にカーボンニュートラルに進むのは難しい。現実解は、天然ガスを有効に活用することだが、この現実に向き合う、LNGプロジェクトやGTCC(ガスタービン・コンバインド・サイクル)発電関連のプロジェクトが具体化している。このうえ、データセンターや半導体製造の活発化に伴い、エネルギー需要は増加している。天然ガス関連プロジェクトは今下期の目玉案件と言えるだろう。そして、廃棄物処理施設も安定した需要があるが、人口減少に伴う広域・集約化の動きが目立っており、これまでにない発想で対応する必要がある。

 【化学プロジェクト】
  LNGプロジェクト中心の展開
  中国の過剰生産で石化案件は低水準

 【電力プロジェクト】
  世界的にガス火力発電投資活況は続く
  下期も中東・アジア・米国・国内のプロジェクトの動きに注目

 【ごみ処理施設】
  資機材高騰でも国内では今期も見込まれる4,000t/dの発注
  広域・集約化案件が具体化へ


My Opinion
  JFEエンジニアリング 代表取締役社長 福田一美氏
   EPCから運営まで、バリューチェーンをカバーするJFEエンジ
    「2035年に向けた長期ビジョン」と第8次中計を策定


Cover Story
  水インフラ運営を支援する次世代総合デジタルソリューション「OPTINOA」
   TJASとTJTMが開発、システム提供を開始



Engineering Now
  ENAA、「2025年度版 エンジニアリング白書」を発表
   エンジニアリング産業の2024年度は受注高・売上高が引き続き高水準



World Trend
 ・仏テクニップエナジーズ、エコヴィスト社の先端材料・触媒事業を買収
 ・伊サイペム、トルコ・サカリヤガス田開発のオフショア契約を受注
 ・米マクダーモット、PTTEPからマレーシアの深海海底ガス田拡張プロジェクトを受注
 ・米ベクテル、米外交官を中央ヨーロッパおよび中東地域社長に任命
 ・韓・現代建設、世界初の浮体式CCS技術で地球温暖化ガス削減に取り組み
 ・米GEヴェルノバ、電力網のための高度なユーティリティ計画ソフトウェアプラットフォー
  ム「PlanOS」を発表
 ・独シーメンス・エナジー、ドイツの変圧器工場に2億2,000万ユーロを投資
 ・韓・斗山シュコダパワー、チェコ共和国向け原子力発電機の交換契約を受注



Equipment News
 ・ADSH-SLI-6412/アドテック
 ・ K3CV/オムロン
 ・YC-350NA1/パナソニック コネクト
 ・AIR FLOW PRO/新コスモス電機


業界パラボラアンテナ
 ・外資系企業のカントリーマネジャー退職3パターン


Editorial
 ・中国製犬型ロボットの登場で考えるべきこと

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